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塗装工事で塗料が飛散したら賠償はどうなるの?

塗装工事で塗料が飛散したら賠償はどうなるの?

外壁塗装などの工事では、予想外の問題が発生する可能性があります。

特に、風などの影響で塗料が周囲に飛び散る「飛散トラブル」は、近隣住民とのトラブルに発展しかねない厄介なケースです。

例えば、隣家の車に塗料が付着してしまったケースです。被害を受けた側からすれば「誰が責任を取るのか?」というのは当然の疑問です。このような場合、誰が責任を負うのでしょうか。工事を依頼した側なのか、それとも施工業者なのか。

この記事では、塗装工事中に発生した塗料飛散のトラブル、賠償や予防策について詳しく解説していきます。

目次

塗装工事で塗料が飛散したら賠償はどうなる?

塗装工事中に風などの影響で塗料が飛散し、隣家の車や建物に付着してしまった場合は、施工業者が責任を負うケースが一般的です。施主自身に非がなくても、施工は業者に依頼しているため、賠償請求は施工業者へ向けられます。

多くの業者は「請負業者賠償責任保険」や「施設賠償責任保険」に加入しており、これらの保険が塗料飛散トラブルの補償対象となります。そのため、施工業者はまず保険で対応するケースがほとんどです。

実際の事例では、塗装工事中に車に飛散した塗料によって損害賠償を求められたケースがあります。被害額や修理費の査定には保険会社が立会いを行い、査定後に示談や和解による賠償が行われます。

しかし、DIYでの施工や無保険業者による工事では、自身が法的責任を問われ、自ら賠償するケースもあるため注意が必要です。

トラブルにならないための予防策とは?

塗装工時における塗料の飛散トラブルを防ぐためには、事前の対策が重要になります。以下でご紹介する3つの予防策を講じることで、飛散トラブルの可能性を減らして施工が進められるでしょう。

1. 足場にメッシュシートを設置する

足場周囲に飛散防止用のメッシュシートを設置することは、塗装作業における基本的な養生対策の一つです。特に吹き付け塗装においては、微細な塗料が風に乗って遠くまで飛散する危険があるため、足場を完全にカバーする必要があります。

メッシュシートはしっかりと張り、たるみや隙間がないよう貼り直すことで効果が長続きします。作業中に破れが生じた場合は速やかに補修することで、近隣への飛散を未然に防げるため、定期的な点検も大切です。

2. 車・植木・窓などを個別で養生する

塗装工事では、近隣住民の車や庭の植木・窓など、施工の対象エリア外にも塗料が付着するリスクがあります。そのため、不織布製のシートや厚手ビニルシートを使用して一つずつ丁寧に養生することが推奨されます。

特に車は高価な資産であり、傷や塗料の付着による損害が生じるとトラブルに発展しやすいです。近隣住民の方に許可と理解を得てから、丁寧に養生することが大切です。

3. 天候や風の強さに合わせて施工してもらう

塗装工事において、気象条件の管理はトラブル回避に直結します。例えば、塗装工事が推奨される気象条件は、風速3m/s以下・湿度80%未満・気温10~25℃とされています。風が強い日には塗料が飛散しやすく、湿度が高いと塗膜の乾燥が遅れるため飛沫が付着しやすくなります。

また、施工日の風向きも大切です。隣家の方向に強く吹く日は避けたり、風向きに応じて吹き付け方向を調整することが求められます。

まとめ

今回は、塗装工事で塗料が飛散した場合の賠償について解説してきました。

塗装工事で塗料が飛散し隣家に被害が及んだ場合、施工業者が賠償責任を負うのが一般的です。多くの業者は、「請負業者賠償責任保険」や「施設賠償責任保険」などの保険に加入しており、トラブル時は保険で補償するケースが多いです。しかし、DIYや無保険業者の施工による飛散トラブルは、自身が責任を問われる可能性もあります。

予防策としては、足場にメッシュシートを設置し飛散を防ぐこと、車や植木などの個別養生、さらに気象条件に配慮した施工日程の調整が必要です。

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