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外壁塗装を検討しているときに、業者から「屋根もそろそろカバー工法をした方がよい」と提案されることがあります。その際に気になるのが、「外壁塗装と屋根カバーを同時に行うと費用はいくらかかるのか」「本当に同時施工した方が得なのか」という点ではないでしょうか。
外壁塗装と屋根カバー工法は、どちらも足場を必要とする外装工事です。そのため、別々に工事を行うよりも同時に施工した方が、足場代や工期の面で効率が良くなる場合があります。
一方で、屋根カバー工法は外壁塗装よりも工事費が高額になりやすく、屋根の下地状態や既存屋根材によっては施工できないケースもあります。安易に同時施工を決めると、予算オーバーや不要な工事につながる可能性もあるため注意が必要です。
この記事では、屋根カバー工法の基本、外壁塗装との同時施工のメリット・デメリット、30坪住宅を想定した費用シミュレーション、見積もりで確認すべきポイント、施工の流れや生活への影響までわかりやすく解説します。

屋根カバー工法とは、既存の屋根材を撤去せず、その上に新しい屋根材を重ねて施工する方法です。
主にスレート屋根やコロニアル屋根などで採用されることが多く、既存屋根の撤去費や廃材処分費を抑えやすい点が特徴です。新しい屋根材には、軽量で耐久性のあるガルバリウム鋼板などの金属屋根がよく使われます。
ただし、すべての屋根でカバー工法ができるわけではありません。瓦屋根や下地の劣化が進んだ屋根、雨漏りが発生している屋根では、葺き替えや下地補修が必要になる場合があります。
屋根カバー工法は、既存の屋根材の上に防水シートを敷き、その上から新しい屋根材を重ねる工法です。
既存屋根を撤去しないため、工期を短縮しやすく、撤去費や処分費を抑えやすいメリットがあります。また、屋根が二重構造になることで、断熱性や遮音性の向上が期待できる場合もあります。
一方で、屋根が重くなる点には注意が必要です。ガルバリウム鋼板など軽量な金属屋根を使うことが一般的ですが、それでも既存屋根に重ねる以上、建物への負担は増えます。
また、屋根下地が傷んでいる場合、表面だけカバーしても根本的な解決にはなりません。雨漏りや野地板の腐食がある場合は、カバー工法ではなく葺き替えを検討すべきケースもあります。
屋根カバー工法でよく使われるのが、ガルバリウム鋼板などの金属屋根です。
ガルバリウム鋼板は軽量で耐久性があり、スレート屋根の上に重ねやすい素材です。近年では、断熱材一体型の金属屋根もあり、断熱性や遮音性を高めたい場合に選ばれることがあります。
| 屋根材 | 重量 | 耐久性の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ガルバリウム鋼板 | 軽い | 25〜35年前後 | カバー工法でよく使われる金属屋根 |
| 断熱材付き金属屋根 | 軽い | 25〜35年前後 | 断熱性・遮音性を高めやすい |
| スレート屋根 | 比較的軽い | 20〜30年前後 | 新築時に多いが塗装メンテナンスが必要 |
| アスファルトシングル | 軽い | 20〜30年前後 | 柔らかくデザイン性があるが施工品質が重要 |
| 瓦屋根 | 重い | 50年以上も期待できる | カバー工法には不向きなことが多い |
カバー工法では、軽量な屋根材を選ぶことが重要です。特に築年数が古い住宅では、耐震性への影響も考えて屋根材を選ぶ必要があります。

屋根工事には、カバー工法のほかに葺き替えがあります。
葺き替えは、既存の屋根材を撤去し、下地から新しく施工する方法です。費用は高くなりやすいですが、屋根下地の状態を確認できるため、雨漏りや腐食がある場合には安心です。
| 工法 | 特徴 | 向いているケース | 注意点 |
|---|---|---|---|
| カバー工法 | 既存屋根に重ねる | スレート屋根・下地が健全な屋根 | 屋根が重くなる・下地確認に限界がある |
| 葺き替え | 既存屋根を撤去して新設 | 雨漏り・下地劣化・瓦屋根 | 撤去費・処分費が高くなりやすい |
瓦屋根は重量があるため、カバー工法には向かないことが多いです。また、古いスレート屋根にはアスベストを含む製品が使われている場合があり、撤去する場合は処分費が高くなる可能性があります。
アスベストの有無は見た目だけでは判断できないため、築年数や屋根材の種類をもとに業者へ確認しましょう。
屋根カバー工法の耐用年数は、使用する屋根材や施工品質によって変わります。
ガルバリウム鋼板などの金属屋根を使用した場合、25〜35年前後を目安に考えられることがあります。ただし、これは屋根材そのものの耐久性であり、防水シートや板金部分、下地の状態によってメンテナンス時期は変わります。
屋根カバー工法では、防水シートの施工品質が非常に重要です。表面の屋根材がきれいでも、内部の防水処理が不十分だと雨漏りの原因になることがあります。
保証については、屋根材メーカーの製品保証と、施工業者の工事保証が分かれている場合があります。見積もり時には、保証年数だけでなく、何が保証対象になるのかを確認しましょう。

外壁塗装と屋根カバー工法を同時に行う最大のメリットは、足場を一度で済ませられることです。
外壁塗装にも屋根工事にも足場が必要になるため、別々に行うと足場代が二重にかかる可能性があります。同時施工にすれば、足場代や工期を効率化しやすくなります。
ただし、同時施工は総額が大きくなるため、予算や建物の状態を確認したうえで判断する必要があります。
外壁塗装と屋根カバーを同時施工するメリットは、足場代を節約しやすいことです。
一般的な戸建て住宅では、足場代だけで15万円〜30万円前後かかることがあります。外壁塗装と屋根工事を別々に行えば、そのたびに足場を組む必要があり、結果的に費用が高くなる場合があります。
同時施工の主なメリットは以下です。
特に、外壁も屋根も同じタイミングで劣化している場合は、同時施工のメリットが大きくなります。
同時施工にはデメリットもあります。
まず、外壁塗装だけを行う場合より総額が高くなります。屋根カバー工法は数十万円から100万円以上かかることもあるため、外壁塗装と合わせると大きな出費になります。
また、工期中は足場や養生、騒音、職人の出入りが続きます。屋根カバー工事では金属屋根の施工音が響くこともあり、在宅時間が長い家庭ではストレスになる場合があります。
さらに、外壁塗装と屋根工事の工程が重なるため、施工管理が重要です。屋根工事の部材搬入や板金作業が、外壁塗装の養生や仕上がりに影響しないよう、工程を適切に組む必要があります。
外壁塗装と屋根カバーを同時に行うべきかは、劣化状況で判断します。
外壁だけが劣化していて屋根はまだ健全な場合、無理に屋根カバーまで行う必要はないかもしれません。一方で、屋根材の割れ、反り、色あせ、雨漏り、棟板金の浮きなどがある場合は、屋根工事も同時に検討する価値があります。
確認したいポイントは以下です。
現地調査では、外壁だけでなく屋根の状態も写真付きで確認してもらいましょう。
外壁塗装と屋根カバーを同時に行う場合、色や素材の組み合わせを一体的に考えられます。
屋根を濃い色にすると引き締まった印象になりますが、夏場に熱を持ちやすくなる場合があります。遮熱性を重視するなら、屋根材や塗料の色、断熱材付き金属屋根の採用も検討するとよいでしょう。
また、金属屋根は雨音が気になることがあります。断熱材一体型の屋根材や下地の施工方法によって、遮音性を高められる場合があります。
外観デザインだけでなく、暑さ対策、雨音対策、周囲の景観との調和も含めて選ぶことが大切です。

外壁塗装と屋根カバーを同時施工する場合、費用は外壁塗装単体より大きくなります。
30坪程度の住宅を想定すると、外壁塗装で80万円〜120万円前後、屋根カバー工法で80万円〜150万円前後、合計で160万円〜270万円前後が一つの目安になります。
ただし、屋根面積、使用する屋根材、外壁塗料のグレード、劣化状況、足場の規模によって大きく変わります。
屋根カバー工法の費用は、屋根材、防水シート、役物板金、施工費、足場代、諸経費などで構成されます。
| 項目 | 内容 | 費用目安 |
|---|---|---|
| 屋根材 | ガルバリウム鋼板など | 40万円〜90万円前後 |
| 防水シート | ルーフィング施工 | 10万円〜25万円前後 |
| 役物板金 | 棟板金・ケラバ・軒先など | 10万円〜30万円前後 |
| 施工費 | 屋根材の取り付け作業 | 30万円〜70万円前後 |
| 雪止め・換気部材 | 必要に応じて設置 | 5万円〜20万円前後 |
| 諸経費 | 管理費・搬入費など | 5万円〜20万円前後 |
屋根の形状が複雑な場合や、下地補修が必要な場合は費用が上がります。また、断熱材付きの金属屋根を選ぶと材料費が高くなる傾向があります。
外壁塗装の費用は、足場、高圧洗浄、下地補修、シーリング、塗装工事、付帯部塗装、諸経費で構成されます。
| 項目 | 内容 | 費用目安 |
|---|---|---|
| 足場 | 外壁・屋根共通で使用 | 15万円〜30万円前後 |
| 高圧洗浄 | 外壁・屋根周辺の洗浄 | 2万円〜5万円前後 |
| 下地補修 | ひび割れ・欠損補修 | 5万円〜20万円前後 |
| シーリング | 打ち替え・増し打ち | 10万円〜30万円前後 |
| 外壁塗装 | 下塗り・中塗り・上塗り | 40万円〜90万円前後 |
| 付帯部塗装 | 雨樋・破風・軒天など | 10万円〜30万円前後 |
| 諸経費 | 管理費・廃材処理など | 5万円〜20万円前後 |
外壁塗装と屋根カバーを同時に行う場合、足場を共通化できるため、別々に施工するより足場代を抑えやすくなります。
30坪住宅の場合、外壁面積は約120〜150㎡、屋根面積は約70〜100㎡程度になることが多いです。
| 工事内容 | 面積目安 | 単価目安 | 総額目安 |
|---|---|---|---|
| 外壁塗装 | 120〜150㎡ | 2,500〜5,000円/㎡前後 | 80万円〜120万円前後 |
| 屋根カバー | 70〜100㎡ | 8,000〜15,000円/㎡前後 | 80万円〜150万円前後 |
| 同時施工合計 | 建物条件による | 足場共通化あり | 160万円〜270万円前後 |
単価を見るときは、どこまで含まれているかが重要です。屋根カバーの単価に防水シートや板金部材が含まれているか、外壁塗装の単価に下塗り・中塗り・上塗りが含まれているかを確認しましょう。
見積もり時に費用が増えやすい項目には、下地補修、雨漏り修理、シーリング、板金交換、雨樋交換、軒天補修などがあります。
特に屋根カバー工法では、既存屋根の状態によって追加費用が発生することがあります。
注意したい追加項目は以下です。
見積もりに「一式」と書かれている場合は、どの作業が含まれているのか確認しましょう。

外壁塗装と屋根カバー工法は高額な工事になりやすいため、見積もりの取り方が非常に重要です。
1社だけで決めるのではなく、複数社から見積もりを取り、工事内容や保証、施工実績を比較しましょう。
ただし、単純に安い業者を選ぶのは危険です。屋根カバー工法は施工不良が雨漏りにつながる可能性があるため、価格だけでなく技術力も重視する必要があります。
現地調査では、外壁と屋根の状態を詳しく確認してもらいましょう。
屋根カバー工法では、既存屋根材の状態だけでなく、その下の下地が健全かどうかが重要です。雨漏りがある場合や野地板が腐食している場合は、カバー工法ではなく葺き替えが必要になることがあります。
確認すべき箇所は以下です。
現地調査では、写真を撮って説明してくれる業者を選ぶと安心です。
見積もりを比較するときは、総額だけでなく工法や保証内容を確認しましょう。
| 比較項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 屋根工法 | カバー工法か葺き替えか |
| 使用屋根材 | 商品名・メーカー・断熱材の有無 |
| 防水シート | ルーフィングの種類・グレード |
| 外壁塗料 | メーカー名・商品名・耐用年数 |
| シーリング | 打ち替えか増し打ちか |
| 保証 | 屋根・外壁それぞれの保証内容 |
| 施工体制 | 自社施工か下請けか |
| 実績 | 屋根カバーと外壁塗装の施工事例 |
屋根カバー工法は、板金納まりや防水処理が重要です。施工実績が少ない業者に依頼すると、雨仕舞いの不備が起こる可能性があります。
契約前には、業者に具体的な質問をしましょう。
聞いておきたい質問は以下です。
特に「火災保険で無料になります」と断定する業者には注意が必要です。保険適用の判断は保険会社が行います。
見積もりを受け取ったら、まず総額ではなく明細を確認しましょう。
流れとしては、工事範囲、使用材料、面積、単価、工程、保証、追加費用の条件を順番に確認します。
値引き交渉をする前に、「何が含まれているのか」「何が別途なのか」を明確にすることが大切です。
たとえば、金額が高い場合でも、高性能な屋根材、防水シート、シーリング打ち替え、付帯部塗装、長期保証が含まれているなら妥当な場合があります。逆に安い見積もりでも、防水シートのグレードが低い、補修が含まれていない、保証が曖昧なら注意が必要です。
交渉は値引きだけでなく、仕様や保証を確認する姿勢で行いましょう。
外壁塗装と屋根カバーを同時に行う場合、工期は2週間〜4週間程度が目安になることがあります。
ただし、天候、建物の大きさ、屋根形状、外壁の劣化状況、作業人数によって変わります。
工事中は足場や養生、騒音、職人の出入りがあるため、生活への影響も事前に把握しておきましょう。
外壁塗装と屋根カバーの一般的な流れは以下です。
屋根工事と外壁塗装の順番は、現場状況や業者の工程によって変わります。重要なのは、各工程が省略されず、適切な乾燥時間や確認作業が行われることです。
同時施工では、足場を共通化できるため、別々に工事するより全体の期間を短くしやすいです。
ただし、工期を短くすることだけを優先すると、塗料の乾燥不足や施工不良につながる恐れがあります。
工期短縮のポイントは以下です。
雨天時や湿度が高い日は、塗装作業ができない場合があります。無理に工事を進めるより、品質を優先することが大切です。
外壁塗装と屋根カバーの工事中には、いくつかのトラブルが起こることがあります。
たとえば、屋根工事中の急な雨、騒音への近隣クレーム、雨樋や板金部材の納まり不良、塗装部分への傷や汚れなどです。
トラブルを防ぐには、工事前に工程表を確認し、雨天時の対応、近隣挨拶、養生範囲、作業時間を業者と共有しておきましょう。
また、雨樋や破風、軒天など、屋根と外壁の取り合い部分は工事範囲が重なりやすい場所です。どちらの工事に含まれるのか、見積もり段階で明確にしておくことが重要です。
工事中は、足場や養生によって生活に影響が出ることがあります。
窓が開けにくくなる、洗濯物を外に干せない、車を移動する必要がある、作業音が響く、職人の出入りがあるといった点は事前に把握しておきましょう。
生活上の注意点は以下です。
信頼できる業者は、近隣挨拶や生活への影響について事前に説明してくれます。不安な点は契約前に確認しておきましょう。
外壁塗装と屋根カバー工法を同時に行うと、足場代を一度にまとめられるため、別々に工事するより費用や工期を効率化しやすくなります。
30坪住宅の場合、外壁塗装は80万円〜120万円前後、屋根カバー工法は80万円〜150万円前後、同時施工では160万円〜270万円前後が一つの目安です。ただし、屋根面積、使用する屋根材、外壁塗料のグレード、下地補修の有無によって費用は大きく変わります。
屋根カバー工法は、既存屋根を撤去せずに新しい屋根材を重ねるため、撤去費や処分費を抑えやすい工法です。一方で、雨漏りや下地劣化がある場合、カバー工法では対応できず葺き替えが必要になることもあります。
見積もりでは、屋根材、防水シート、役物板金、外壁塗料、シーリング、足場、保証内容を必ず確認しましょう。総額だけで判断せず、工法や材料、保証、施工実績まで比較することが大切です。
外壁塗装と屋根カバーを同時に行うべきかは、建物の劣化状況と今後の住まい方によって変わります。まずは現地調査で屋根と外壁の状態を確認し、複数社の見積もりを比較しながら、無理のない予算で最適なメンテナンス計画を立てましょう。
